梅干の種流しに数多風邪っぴき/多読記(15)
風邪をひいた。
パソコンに向かうのは辛いが、風邪をひいても紙の本は読める。
今日の一冊は磯田道史さんの『武士の家計簿―「加賀藩御算用者」の幕末維新』。
長男が大きくなってきて、このあたりの本がかなり読みやすくなってきた。
読みながらおもしろいと思ったところを好きにしゃべるのである。
「この加賀藩の人、新政府にヘッドハンティングされたんだって」
「新政府に仕官できたから年収が3600万、そうでなかったら年収150万だって」
おもしろいとおもってくれそうなポイントを選ぶのもポイントであるが、アウトプットを挟みながら読むと、最後まで到達しやすくなるし、本の記憶が普通に読むよりもずっと強く刻印される。
多読ジムに入ってから、ずっと読もうと思っていた本をどんどんやっつけている。
これはもうタイトルの5倍おもしろかった。
江戸から明治、移行期のお話だったのか。
映画も見よう。