『草枕』(夏目漱石/新潮文庫)と『文明崩壊 滅亡と存続の命運を分けるもの(上・下)』(ジャレド・ダイアモンド著・楡井浩一訳/草思社文庫)に何をとりあわせて3冊にするか。
多読ジム冊匠の「おみくじ」で出てきたのが『むかしの山旅』。
芥川龍之介、竹久夢二、寺田寅彦らの山旅随筆アンソロジー。
当時は有名で今は無名の文学者や、著者の連絡先がわからないけど今福龍太さんが名文だと感じた雑誌掲載のエッセイが、事情抜き、「好き」を基準に選ばれている。
自分ではぜったいに選べなかった本だと思うけど、これを読むことで「山」「旅」というベースイメージが浮かび上がってきた。