山水路考

本の記録です。

2022-01-01から1年間の記事一覧

『なんで洞窟に壁画を描いたの? 美術のはじまりを探る旅』

なんで洞窟に壁画を描いたの?―美術のはじまりを探る旅 (13歳からの考古学) 作者:五十嵐 ジャンヌ 新泉社 Amazon 多読ジムシーズン09で、千夜千冊エディション『全然アート』を読む。一番、注意のカーソルが動いたのが、古代の洞窟壁画である。ネアンデルター…

『鹿男あをによし』万城目学

奈良が舞台なので読む。 ドラマ化もされていて、劇中で出てきた鹿ロボットが市の観光案内所に置かれていた時から気になっていた。 なるほど、坊ちゃんと奈良とファンタジーを組み合わせるとこうなる! ほぼ前知識無し、後半は結末が気になって一気読み。 キ…

『行為の哲学』有福孝岳

学生時代、道元を読むゼミでお世話になった有福先生の本を、閉店間近の古書店で見つけ、買う。 西洋哲学を“行為’’をキーワードに概観する本。 『行為の哲学』有福孝岳,情況出版 目次 行為とは何か 行為の歴史性 倫理とはなにか 実践哲学の復権 支配の基礎と…

『静かな大地』池澤夏樹著

静かな大地 (朝日文庫 い 38-5) 作者:池澤 夏樹 朝日新聞社 Amazon 明治から昭和初期までの北海道史を下敷きにした大河小説。 ひきこまれる。 2日半で読み終える。