山水路考

本の記録です。

『チョウはなぜ飛ぶか』日高敏隆

1975年刊行の本。

日高敏隆さんによる、アゲハチョウの行動のナゾについての仮説→実験→検証の軌跡が、いきいきと叙述されている。

 

なぜアゲハチョウは決まった道を通るのか。

オスはどうやってメスを見つけるのか。

 

成功した研究ではなく、まだ未知が残っていて試行錯誤を続けている題材を書きたかったとあとがきにある。

めちゃくちゃおもしろくて、子どもたちに時々音読や要約をして共有しながら読みおえた。

 

理科の教科書が苦手な人にこそおすすめです。