山水路考

本の記録です。

『なんで洞窟に壁画を描いたの? 美術のはじまりを探る旅』

 

多読ジムシーズン09で、千夜千冊エディション『全然アート』を読む。一番、注意のカーソルが動いたのが、古代の洞窟壁画である。
ネアンデルタール人のメッセージが洞窟に遺されているなんて!
中学生を主人公に物語仕立てで、美術のはじまりのなぞに少しずつ迫っていく。
ラスコーの洞窟の見取り図あり。実はとても奥まで続いていることを知る。
3Dの壁に、絵を描くことの難しさ。

古代の人びとはそれでも絵を描くことを「必要とした」。それはなぜだろう。
いつかフランスに行って、精密に複製された洞窟壁画を見てみたいと思った。