里芋の葉に一つぶの水の玉/多読記(13)
サトイモの葉に昨晩の雨が残っていた。
ほとんど球体の、まさに水玉。
水は無重力では球になるということを連想する。
イギリスのアート・カレッジの学生の卒業制作のドキュメンタリー、『ゼロからトースターを作ってみた結果』、なんとなく一気読みせず、長男にムリヤリ語りながら何度かに分けて読んでいる。
やっぱり、おもしろい遊びにはおもしろくかつ筋の通ったルールが必須だというのが今日の気づきである。
著者は、第二弾として、ヤギになりきってみたという本も書いている。
『人間をお休みしてヤギになってみた結果』。私は先にこちらで知った。
たまに出家願望がわき起こるわたしにとってはかなり響いた。
憂き世へのカジュアルな嘆きから入っているのもよい。