山水路考

本の記録です。

思うさま蜜柑啄むメジロかな(31)

小1の娘「あのね、今日学校で習ったんだけど、ひらがなより漢字のほうが先に生まれたんだって。カタカナはひらがなより後なんだって」。そうなのだ。

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イシス編集学校輪読座「白川静を読む」、ようやくキャッチアップする。

最初に、バジラこと高橋秀元輪読師が伝える輪読のカマエが語られた。

輪読の祖、広瀬淡窓は独創的な解釈を望んだ。

誰かの真似をするのではなく、自分が独自に感じたことを重視する。

「誰かがこう言ったから、こうだと思います」ではダメ。

 

知識は読書の邪魔。

知識のために読むのではなく、読んでワカルことが大事。

そして、読んだ後は、読書を通じて直接感じたことを表現する。

これからの先生は、今まで誰も言ったことのないことを重視しなければならない。

 

読めないところは飛ばしてOK。

読み違いOK。いやむしろ「読み違い」なんてない。

著作に込められている輪郭や構造を理解することが大事である。

 

輪読はバジラ師 年表を読むところからはじまった。

「年表は独自のものをつくらなきゃいけないと思っている。

既存の年表は参考にしてもいいが、自分でつくるのがおもしろいんですよ」

 

 

常用字解 第二版

常用字解 第二版

  • 作者:白川 静
  • 発売日: 2012/10/26
  • メディア: 単行本