熱い紅茶を飲みながら『失われた時を求めて4』を30分読む。
思春期のプルーストの前に、少し年上の貴族階級の青年サン=ルーが現れるシーン。
「ところが当時の私のばかげた年齢ーしかし思春期という、ちっとも不毛ではなく、じつは豊饒な年齢―の特徴は、知性の言うことには耳を傾けず、人間のどんな些細な属性をもその人物の切り離しえない一部と考えてしまうところにある。」(p.204)
「しかし思春期こそ、人が何かを学び取ったといえる唯一の時期なのだ。」(p.205)
今日はこのフレーズに遭遇しただけでもよかった。
スーパーに寄って、大根、里芋、豚肉、こんにゃく等、豚汁の材料を買って帰る。